三原じゅん子・こども政策担当相
三原じゅん子こども政策相は2日、就任記者会見を行った。少子化、児童虐待や孤独孤立対策などの課題について、「子ども施策に関する政府の司令塔として取り組みたい」と述べた。少子化の進行を危機的な状況とし、子育て支援の強化を図っていくとした。
三原こども相は結婚や子育て施策について「結婚、妊娠出産や子育て、こうしたことを望む若者がその希望をかなえられる社会にしていくということが大切だ」と主張。子ども一人あたり約146万円を給付する子ども・子育て支援金制度について、「結婚、子育てを応援していくもの」と理解を求めた。
また、児童虐待について言及。「いかなる理由があっても許されるものではない」と強調し、令和4年度は虐待相談件数が約21万5000件であったと紹介した。児童福祉司、児童心理司の増員や母子を支援するため今年度から設けられた「子ども家庭センター」を増やしていく必要性を示した。
三原こども相は女優やレーシングドライバーとして活躍後、国政に進出。厚生労働副大臣や内閣府大臣補佐官などを歴任した。