東京都千代田区、2024年10月2日
気象庁は1日、東日本(関東甲信越・北陸・東北地方)と西日本(近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部地方)、沖縄・奄美の9月の平均気温は、1991~2020年までの平均よりもそれぞれ3.2度、3.4度、1.1度大きかったと発表。統計開始から最高だという。気温が35度以上の猛暑日となった地点も積算で1452に上り、10年間で最多だった。
気象庁は要因について、上空1万メートルに吹くジェット気流が例年よりも日本の北に蛇行し、高気圧が日本を覆い続けたとした。また、その圏内で晴れの日が多く、南米沿岸にかけての海水温が高まる「エルニーニョ」によって高温が底上げされたと分析している。
今後2週間は全国的に「かなり高い」か「高い」気温の日が続くと見られている。