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公立小中の冷房設置率、普通教室99.1% 体育館は22.1% 教室では北海道が最低 文科省

文部科学省は30日、全国の公立学校の冷房設備の設置状況の調査結果を公表した。全国の公立小中学校の空調は普通教室で約10割、特別教室で7割ほどだった。一方で体育館は2割と低迷している。

調査によると全国の小学校の普通教室の設置の割合は99.1%(前年比3.4ポイント増)、中学校は前の年から5.4ポイント伸び、全体の98.9%が設置を完了していた。理科や音楽、家庭科などに使われる特別教室は68.3%、65.1%だった。一方で、体育館などでは小中学校の設置率は22.1%と低いままだ。

都道府県別に小中学校の普通教室の設置率をみると、北海道が約8割であったが、その他都府県はおよそ10割。特別教室の割合は沖縄県が最多。東京都、滋賀県と続いた。体育館などは東京都、山形県、大阪府の順に多い。

また、高校の普通教室の率は99.4%、特別教室が58.4%、体育館などが14.0%。幼稚園は99.3%、86.0%、87.7%となっている。

公立の幼稚園と小学校、中学校、高校など7施設を対象に実施。今月1日時点の状況をまとめている。