石破茂総裁
自民党は27日、史上最多の候補者9人による総裁選を実施。高市早苗・経済安全保障相と石破茂・元幹事長による決戦投票が行われ、高市氏が194票、石破氏が215票を獲得。石破氏が新たな自民党総裁に選出された。
投票前に高市氏と石破氏が5分間演説。石破氏は「総裁選が終わった後は、日本と自由民主党のために共に手をたずさえたい」と語り、「ルールを守れる自民党、国民を信じる自民党を作っていく」と訴えた。
高市氏は「復興をしていない被災地を応援していきましょう」と強く述べ、「厳しい安全保障で日本を守らないといけない、若い世代が未来に自信をもって活躍していける日本にしていかないといけない」と熱弁した。
石破氏は「事前防災の体制を整えるのは国家の責務だ」とし、新たな省庁「防災省」の設置を訴えていた。また、防衛相の経験を生かし安全保障のあり方を変えていくと説明していた。
石破総裁は当選後「国民を信じ、勇気と真心をもって真実を語り、日本国を皆が笑顔で暮らせる安心安全な国にするために全身全霊をつくす」と意気込みを話した。