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私大連、国の支援による学生の給付型奨学金と学生寮を要求 情報Ⅰも利用しやすく

高等教育の在り方に関する特別部会

日本私立大学連盟(私大連)は27日、少子化対策を考える文部科学省の検討会で高等教育へのアクセスの確保と高校教育での文理横断教育の強化を提案した。「学生の約8割の教育を担う私立大学生の質の向上を図れるかが、国民の能力総量に関わる」と訴えている。

会合で私大連は、自宅外生に対する給付型奨学金の増額や学生寮を国の支援で用意する必要性を示した。さらに、「女性リーダーを創出するために女性の大学・大学院への進学率を高めていくことが重要である」としている。

また、文理横断の教育について阻害原因の1つが、「高校教育段階での文と理系のコース分けにある」と説明。その緩和のためにも、必修科目の「情報Ⅰ」を大学入学共通テストで、私立大が利用しやすくするべきとしている。