文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL

文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL
自民候補者9人、能登地震と大雨の支援を説明 「心のケア」「素早い復興」

河野太郎・デジタル相

自民党総裁の候補者9人は24日、国民の声に応える政策討論会を実施した。令和6年能登半島地震と今月21日の大雨で被災した能登の復興支援について答えた。被災者の心のケアや迅速な復興の必要性を訴えている。

小林鷹之・前経済安保相は「能登を絶対に取り残さないメッセージを発出することが大切」とし「福祉の観点がおろそかになっている。来年の通常国会までには災害関連法を改正して福祉の視点を入れていくべき」と話した。

林芳正・官房長官は「地震から立ち直れるタイミングでの今までにない大雨。心が折れるということを直接間接的に聞いている」と説明。「財源を確保してしっかりと手当をしていく」と明言した。

小泉進次郎・元環境相は「心のケアを行っていくことが極めて大事」と発言し「住宅の再建に加えて生業の再生が大切」と話した。さらに、一日も早い再建を加速させたいとしている。上川陽子・外相の代理で出席した牧原秀樹参院議員は「災害で弱者となりがちな女性や子ども、高齢の皆様をケアしたい」と述べた。

加藤勝信・元官房長官は「早期に補正予算を成立させて国として復興に立ち向かう」とした。「被災者を支えるためにも医療介護、薬をどう提供していくのか。幅広く被災者を支援する体制を作る」と語った。

河野太郎・デジタル相は復興のために「作業する人が遠くから通勤しないといけない」と説明。船舶を半島に横付けして、そこから作業に行ける体制を作って業務の速度を速めたいとしている。石破茂・元幹事長は「漁の再開が迅速にいくように努めたい」とし、二次避難した人が元の村で暮らせる仕組みができないか検討するとした。

茂木敏充・幹事長は「スピード感をもった復興が必要だ」と示し、「心のケアもしっかりしていきたい」とコメントした。高市早苗・経済安保担当相は「廃棄物は広域で引き受けて処理をする体制作りをしたい」とし「業種ごとの課題を拾い上げて支援したい」と強調している。