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漫画・アニメなどの検討会、人材育成や作品保存施設を新設 文化庁

文化庁

文化庁は19日、漫画やアニメ、特撮、ゲームの振興拠点の設立などを検討する有識者会議を開いた。これまでの議論における報告書のたたき台が示され、業界の課題や新設予定の振興施設の役割が盛り込まれた。今月30日にとりまとめる方針だ。

日本の漫画やアニメなどは世界に誇れる文化だが、人材流出が懸念されている。そこで、継続的な振興を行うための「メディア芸術ナショナルセンター」の設立や企業が出資する団体と国の連携が検討されている。

たたき台では、作品や中間生成物の散逸・流出防止やビジネスでの利用、文化の価値づけなどを課題とした。また、センターのあり方として収蔵施設と研究・人材育成、集客などの役割が期待されている。

委員らからは「施設の作り方を工夫して、トップだけよりも全ての作品を集めるイメージにできるとよい」や「古い作品から集めても良いが反発も予想されるので検討が必要」といった意見が出されている。