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自民党総裁候補者9人が会見 経済成長・政治改革・所得倍増 目指す政治を紹介

(左から)高市早苗・経済安保担当相、小林鷹之・前経済安保相、林芳正・官房長官、小泉進次郎・元環境相、上川陽子・外相、加藤勝信・元官房長官、河野太郎・デジタル相、石破茂・元幹事長、茂木敏充・幹事長

自民党の総裁選に立候補した9人は14日、日本記者クラブで共同記者会見に臨んだ。候補者が国民に伝えたい一言をフリップに書いて紹介。経済の成長や安全保障、政治改革などそれぞれが重視している政策方針を熱弁した。

高市早苗・経済安保担当相は、最も伝えたい言葉に「経済成長」を掲げた。外交や防衛、人材力など国内の全ての力を強くするためには、「何よりも強い経済が必要だ」と説明。小林鷹之・前経済安保相は「世界をリードする国へ」をテーマとし、経済・安全保障・イノベーション・教育をバランスよく高めたいと話した。

林芳正・官房長官は「実感できる経済再生」を目指すと明言し、「GDP(国内総生産)600兆円や実質賃金上昇が国民に実感されているのか」と問題視。中小企業や一次産業など幅広く目配せをしたいと話した。

小泉進次郎・元環境相は「政治改革」と記載。自民党が前に進まない理由は、政治と金の不透明な流れと断言した。政策活動費を廃止するとし、調査研究広報滞在費(旧文通費)の使い道公開を義務化して、残金は国庫に返納させるとした。

上川陽子・外相は「誰一人取り残さない日本の新しい景色」を目標とした。シニア・若者世代の幸せのために、取り残された国民の声に耳を傾け、国を前に進めると宣言している。加藤勝信・元官房長官は「国民の所得倍増」を命懸けで実現すると表明。賃上げを起点とした好循環を生み出し、賃上げや新興企業への投資、非正規の正規化を実現すると発現した。

河野太郎・デジタル相は「改革の実績 熱さと速さ」を記入。押印廃止やワクチン接種、オンライン診療など実績を紹介し、改革のおかげで「日本経済が発展した」と言われる変革を求めていると述べた。石破茂・元幹事長は「全ての人に安心と安全を」と表記し、将来の課題を示していくとした。

茂木敏充・幹事長は「『増税ゼロ』の政策推進」を進めると語った。日本の物価高、安全保障などの課題を例示して、一人ひとりの年収を上げ、国益を守り抜いていくと話した。