気象庁の台風情報の高度化に関する検討会
気象庁は4日、台風の防災対応や台風の詳細な情報提供について議論を行う検討会の初会合を実施した。多業界からのヒアリングの結果、時間スケールの情報を詳細に提供すべきことなどが課題とされ、その協議を進めることを確認している。来年6月頃に最終とりまとめを行う方針。
委員は大学教授やメディア、大手IT企業の計8人で構成。座長には横浜国立大学の筆保弘徳(ふでやすひろのり)教授が選出。「重要な会議の座長をさせていただき、至らないところもたくさんあるがご協力よろしくお願いします」と話した。
気象庁は、時間ごとの詳細な情報提供と防災対応を効果的に行うための台風の特徴を細かく伝えることが課題であるとした。検討会は国民のニーズを把握するため、東京都の防災計画課と日本建設業連合会から現場視点の意見を聞いて議論を行った。