森隆史長官・気象庁長官
政府は26日、火山防災の日の制定を記念したイベントを砂防会館(東京都千代田区)で開いた。気象庁の森隆史長官は「気象庁にいける火山監視の現場について」をテーマに講演を行った。
森長官は火山活動の監視方法を紹介。50の火山を常時観測火山とし、札幌と仙台、福岡、気象庁で観測していると紹介した。24時間の監視をして、状況に応じて噴火警報・予報を発表すると話している。
阿蘇山(熊本県)の噴火を観測した様子、火口から3キロ地点
また、火山監視の現場を動画で伝えた。地震と火山を確認している同庁内部や実際の噴火の映像を掲示して、イベント参加者の防災理解を深めた。森長官は「今後も関係機関と連携しつつ、火山監視業務の高度化を進めていく」と強く訴えた。