松村祥史・防災担当相
国は今年から8月26日が「火山防災の日」となったことを記念したイベントを砂防会館(東京都千代田区)で同日に開催した。松村祥史・防災担当相や東京大学の藤井敏嗣(ふじいとしつぐ)名誉教授が訪れ、約700人がオンラインと会場で耳を傾けた。
冒頭、松村防災担当相は「10年前には御嶽山で噴火が突如発生して甚大な被害をもたらした」と話した。「過去の災害から学び、いつ起こるか分からない火山災害の備えを進めておく必要がある」と訴えた。
藤井敏嗣・東大名誉教授
続いて藤井名誉教授が「日本の火山研究の現状について」をテーマに講演。「日本には111の活火山があり、火山の約1割が日本に集中しており世界有数の火山国である」と強調した。火山対策として研究・自治体の実務人材育成と確保が対策には不可欠であると話している。