文化庁は10月3日㈫に東京・上智大学で、「日仏文化シンポジウム:アートと文化の新たな道」を開催する。アートと文化でのデジタル技術の進歩と普及に関わる問題、さらにテクノロジーが文化遺産の活用にもたらす新たな可能性、さらに一層求められる社会的連帯の要請に応えて、市民コミュニティがどのような新しい形態で文化にアクセスできるかを考えるもの。研究者、学識経験者、文化関連の起業家、アーティスト、公共組織の代表、市民社会の代表など、多様な分野の登壇者が議論を展開する。
ポンピドゥーセンター事務総長、国立アートリサーチセンター長、森美術館館長ら日仏美術有識者による基調講演「アートと文化が歩む新たな道 、フランスと日本の展望」と、ディスカッションを実施する。
さらに、①クリエイション、アーティストと人工知能(AI)、②「文化遺産と文化へのアクセス:最新技術がもたらすものとその課題、③「拡張されたコミュニティ:社会的・技術的イノベーションはいかにして文化を享受する人々の層を広げることができるか―の三つのラウンドテーブルには日仏15名の登壇者を予定している。シンポジウムは終了後、アーカイブを配信予定。