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枝野氏、党代表選への出馬を表明 「災害・危機に機能する政府」など8つを柱 学生の授業料負担も低減

会見場でビジョンを示す枝野幸男氏

立憲民主党の枝野幸男前代表は21日、記者会見を行い、同党代表選への出馬を表明した。政策ビジョンとして「人間中心の経済」を掲げ、「古い政治に終止符をうち新しい政治に進むべきだ」と訴えている。

枝野氏はビジョンの中で、「人の可能性を拓く投資」や「国民所得の底上げ」「災害・危機に機能する政府」など8つの柱を示した。

それら政策の中では、国公立大学の授業料を段階的に無償化し、私立大生や専門学校生の負担も軽減すると説明。また、学術研究を目的とする費用の科研費を拡充し、大学の研究助成や民間の開発費を引き上げるとした。

さらに、防災・災害対策が急務だとし、官房長官直轄の「危機管理・防災局」を創設して災害対応の点検強化を進めると発表。保育・学童・介護・医療分野の職員給与の大幅改善し、中小企業の公的支援を実施して最低賃金を1500円まで伸ばすと表明している。