文部科学省
文部科学省に設置されている火山調査研究推進本部(火山本部)の火山政策委員会は9日、火山に関する総合的な調査観測計画の要点案を作成した。今後10年間の火山観測や研究のあり方などについてまとめている。案は政策委員会で決定された後に、研究推進本部で最終決定される。
素案によると、航空機や衛星、ドローンを活用した観測の実施、火山に関するデータベースを作成するなどして火山ハザードの予測のための調査を全国50以上の火山を対象に実施するとした。
また、防災体制に貢献できる火山研究人材の育成のため、大学が連携した教育機会の提供や専門知識・技能の取得支援、広域連携の推進などがあげられている。