環境省
国連教育科学文化機関(イコモス)の審議により先月、新潟県の「佐渡島(さど)の金山」が世界文化遺産として登録された。環境省は5日、登録にあたりイコモスから8件の勧告を受けたと委員会で報告している。
勧告には森林管理のガイドラインの策定や観光客増加によるマイナスの影響を与えないこと、採掘地域について国の史跡として指定するよう配慮するなど8項目が指摘された。
これについて、環境省は「イコモスの勧告に沿って準備を進めていく」と説明。出席した委員は「日本の推薦資産の範囲を特定していく上で、極めて重要な示唆を与える」と話した。