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文化庁「認定日本語教育施設に窓が必要なのか?」 防火や避難経路も見ていく 部会で議論

日本語教育部会委員の小澤伊久美・国際基教大学准教授

文化庁は18日、日本語教育機関の窓の有無について日本語教育部会で議論をした。地下や施設のワンフロアで認定日本語教育施設を作りたい場合に、設立しにくいという声が事業者からあがっているという。そのため、日本語教育機関認定の要件について、変更を検討していた。これが議決され、改正に向けた動きが進んでいる。

日本語教育機関の認定基準では、教室が地下にある又は窓のない場合は認められないこととなっている。だが、窓があっても、すぐに壁があっては意味がなく、その要件の必要性があるのかという疑問があがり論点となった。

国際基督教大学の小澤伊久美准教授は、窓について改善することはよいことだと指摘。その一方で、「防火や避難経路について書いていないが、建築基準法に定められているのでそこも見ていくということを共有する必要がある」と話した。