文科省・デジタル学習基盤特別委員会
文部科学省は12日、教育のデジタル化を議論する委員会を開いた。教育で求められるネットワーク環境を2割ほどしか、整えられていない実態を説明。財政支援などで状況改善を図っていくとしている。
文科省は直面している課題として、学校のICT環境をあげた。昨年に行った調査によると、推奨されたネットワーク環境を満たす公立の小、中、高校数は全体の21.6%だと判明している。対応策として、必要な財政支援や安価な調達事例の横展開、価格低下が期待できる共同調達の支援などを掲げている。
委員からは「ネットワークに関しては自治体に課題意識をもってもらい、必要な支援を確実に実行していかないと学びが進まない」といった指摘がでていた。