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文科省、防災DXを議論 災害時に使用する基盤データの浸透などが重要

文部科学省・防災科学技術委員会

文部科学省の防災科学技術委員会は9日、令和6年能登半島地震の防災DXについて議論を行った。防災科学技術研究所が災害時の状況を報告して、今後の課題を報告している。防災科研は災害時の情報を「いかに質の高いものにしていくか」が大切だと指摘した。

防災科研は、災害時情報集約支援チーム(ISUT)と防災DX官民共創協議会(BDX)を紹介。BDXによる被災者支援として、Suicaを使った被災者の安否確認が実施されたと説明した。避難者に所持してもらい、受信機にタッチしてもらうことで、誰がどこで何をしているのかを把握できる仕組みづくりに貢献できたと述べた。

今後の課題として、「災害時に使用する『基盤的データ』の浸透・定着・徹底と「『災害派遣デジタル支援チーム』の組成」、「情報を『インフォメーション』から『インテリジェンス』へ」という3つを掲げた。

委員は「Suicaを使ったり被災者データベースの構築が非常によかった。被災地が広くなる地震でも対応できるのか」と質問。防災科研は「全部が上手くいったわけではなく、市民らからの抵抗があった」と話し、「やってみないと分からないことなので、この仕組みで必ずしも上手くいくとはいえず多様な観点で議論すべき」と評価している。