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環境省、犬猫の生年月日偽装の対応策 新台帳の作成や購入者への説明を義務化

環境省の中央環境審議会動物愛護部会

環境省は27日、生後56日未満の犬猫の販売を禁止する「8週齢規制」の改正に関する議論を動物愛護部会で行った。昨年11月の調査の結果、全国のペットオークションで取り引きされた動物の生年月日が改ざんされている疑いがでてきた。ペットの子どもごとの台帳を作成して改善したい考えだ。

現状、売買された動物が生まれてからどれだけの日数が経っているかを調査する手段はない。購入者も規制の遵守について説明を受ける機会はなく、業者が作成した繁殖に関する帳簿の正確性も確保できていない。

環境省は対応策として、56日目に個体番号などが示されたマイクロチップを装着するまでの管理記録の作成と売買当事者である業者間の確認や飼い主への説明の義務化を検討している。

今年中に新たに作られた条文案のパブリックコメント(意見公募)を実施した後、来年には改正省令が施行される見込みだ。