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核鑑識技術の開発などに注力 核セキュリティ総合支援センター

文部科学省の核不拡散・核セキュリティ作業部会

文部科学省は13日、核セキュリティ体制強化に向けた課題や人材育成について議論する「核不拡散・核セキュリティ作業部会」を開いた。核による事故の発生を防ぐ「核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(ISCN)」の今後のロードマップが示された。

人材育成の目指すところとして「平和利用を進めるなかで培った経験、地域や各国の特徴を生かした人材育成支援に取り組む」と「アジア地域での人的ネットワークを構築」とした。今後の主な技術開発として、核セキュリティと核不拡散の技術開発を掲げている。

これからの技術開発では、警察の捜査に貢献する「核鑑識技術開発」と高線量核物質量の検認作業を効率化などができる「アクティブ中性子非破壊測定技術開発」、核物質の評価法を向上させる「広域かつ迅速な核・放射性物質検知技術開発」を進めていくとしている。