長期休業明けには、児童生徒等の自殺者数が増加する傾向にある。文部科学省では、こうした現状に鑑みて、夏季休業明けの新学期を迎える前に、悩みや不安を抱える児童生徒や学生らに向けた永岡文部科学大臣からのメッセージを、同省のホームページやＳＮＳで発信した。

具体的には、児童生徒や学生等に対し、

〇悩みや不安を抱えていても決して一人ではなく、家族や先生、スクールカウンセラー、周りの友達など、信頼できる人に悩みを話してみてほしいこと、

〇周囲に相談しづらいときは、24時間子供SOSダイヤルや各地域・各大学等の相談窓口等、電話やメール、ネットといった様々な相談ツールを活用してほしいこと、

〇もし周りに元気がない友達がいたら、積極的に声をかけてあげてほしいこと

―ということを発信するメッセージとなっている。

文科省では、大臣メッセージだけでなく、引き続き、児童生徒や学生らの命を守るため、自殺予防の取組に全力を尽くす構えだ。