文部科学省
文部科学省は4日、火山対策の強化を目的とした「火山調査研究推進本部」(火山本部)の政策委員会に設けられた第1回の調査観測計画などを考える部会を開いた。会議体では火山研究推進の基本的考え方などを記した「火山調査研究の推進に係る総合基本施策及び調査観測計画」の要点の素案について議論した。夏ごろまでにこの要点を策定する予定だ。
部会は4月に文科省で設置された文部科学大臣を本部長とする火山本部の施策立案部門。ここで検討された計画などを基に、省庁や研究開発法人、大学が研究などを実施する。
第1回では施策や計画に関する要点の素案について検討された。委員らからは「全国一定の基準で観測調査することを議論しないといけない」「それぞれの地域の知見の深い方の意見が反映されるとよい」「当面10年間の観測の優先順位を決めるべき」といった指摘がでていた。