産業技術総合研究所の深澤太郎研究員らは、⾼性能磁⽯の開発を加速させるため、磁性材料データベースとデータ駆動型材料設計解析ツールを備えた「磁性材料データプラットフォーム」の運⽤を開始した。
データプラットフォームには次世代⾼性能磁⽯として期待される「 ThMn12 型磁化合物」に関する7260 件の磁気物性データを収録している。産総研のシミュレーション技術を活⽤することで、従来のプログラムでは計算が難しい希⼟類を含む磁性材料なども含めて創出したという。
産総研は「本プラットフォームは、⾼性能磁⽯の開発の加速など、カーボンニュートラル社会の実現への貢献が期待される」と評している。