日本電信電話株式会社(NTT)は、地中に埋設された管路の形状を可視化し、埋設位置を誤差 0.1%以下の精度で計測する技術を確立した。都市開発などにおける設計・施工業務や保全業務の効率化、災害復旧の早期化等への効果が期待されている。
技術は管路内で取得した点群データを使って、形状を可視化して埋没位置を高精度に計測するというもの。直接計測するため、深さや周辺環境の影響を受けずに測定することが可能だという。
NTTは「これらのデータを活用し、埋設物に関する調査等の削減、掘削時の設備損傷リスクの低減、災害復旧の早期化等を図ることで、維持管理業務の効率化、安全性向上の実現に寄与する」と説明している。