理化学研究所と産業技術総合研究所、情報通信研究機構(NICT)ら6団体の共同研究グループは、開発した超高性能計算プラットフォームが日刊工業新聞社の「第53回 日本産業技術大賞」で最高位となる「内閣総理大臣賞」を受賞した。
材料、金融、創薬など様々な領域で実用的な量子アプリケーションの探索を拡大する試みを進めている点などが高く評価された。
日本産業技術大賞は、その年に実用化された革新的な大型産業設備・構造物や、先端技術の開発、実用化で顕著な成果を挙げた企業・グループを表彰し、産業界や社会の発展に貢献した成果をたたえるもの。
研究グループは「今後もそれぞれの強みを生かして、量子コンピューティングの社会実装を推進していく」としている。