野生ランの展示
国立科学博物館の筑波実験植物園(茨城県)は、12月7日から企画展「つくば蘭展」を開催する。世界有数の野生ランの保有施設である筑波実験植物園の「つくばコレクション」から開花中の貴重な野生種を約200点、加えて協力団体が丹精込めて育てた最新の園芸品種などあわせて約500点を公開する。
イベントは筑波実験植物園の教育棟、熱帯資源植物温室、多目的温室、園内、研修展示館で行われる。南硫黄島(東京都)から見つかり同園のみで生息域外保全している「シマクモキリソウ」の次世代株や、バヌアツで発見された新種「マラクシス・イワシナエ」「フレアティア・バヌアテンシス」「ハベナリア」などが展示される。
また、実物の見学のみでなく身近な野生ランをとらえた「中山博史写真展」や都市環境に適応しているランを紹介する「身近な野生ランを知る・守る・伝える」などを実施する。関連イベントとして遊川知久園長とランの謎に迫る「まさかこんなところに!?都市生態系のラン」や講演会「未来へつなごう!つくばの自然とラン」も開催する。
会期 12月7日(日)~12月14日(日)
開催時間 午前9時~午後4時30分(入園は午後4時まで)
入園料 一般350円 団体(20名以上)250円
高校生以下および65歳以上の方、障害者手帳をお持ちの方およびその介護者1名は無料