消防庁は、リチウムイオン蓄電池の火災対策や感震ブレーカーの設置を促進するため、火災予防啓発映像「ゆるサイと 火災・防災 再かくにん」を制作し、10月24日に公開した。
近年、住宅火災の原因として電気に起因する火災が最も多く発生しており、とりわけ、リチウムイオン蓄電池を使用した製品による火災が急増している。
また、今後発生が懸念される南海トラフ地震や首都直下地震に備え、地震時の電気火災を防ぐ感震ブレーカーの普及が必要とされている。
こうした火災の防止に向けて、消防庁は全国民、幅広い年齢層を対象に広報用動画を作成した。
映像資料では、リチウムイオン蓄電池火災や地震火災の発生メカニズムを、実験映像などを用いて分かりやすく紹介している。
また、これらの火災の予防対策について、感震ブレーカーの種類やその効果を含め解説し、国民の防火意識の向上に寄与することを目的としている。
映像資料は、自由に視聴が可能となるよう、消防庁ホームページに掲載している。また、各種メディア、全国の消防機関等を通じて、幅広く活用してもらう。