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近畿大、11月に「おおさかメディカルキャンパス」開設 来春には看護学部を新設(第18880号)

近畿大学(大阪府東大阪市)は今年11月1日に大阪府堺市の南海泉北線泉ケ丘駅前に『近畿大学おおさかメディカルキャンパス』を開設し、医学部・近畿大学病院を大阪狭山市から移転するとともに、来年4月には看護学部を新設する。

「近畿大おおさかメディカルキャンパス」は、大阪市中心部から約30分でアクセス可能な南海泉北線泉ケ丘駅前に位置する。医学部と令和8年(2026年)4月開設の看護学部が学ぶこのキャンパスは、近畿大病院との連携による実践的な学修環境で、体育館・グラウンド等の施設も充実している。

新しい近畿大病院では、アバターによる窓口受付や診察受付・会計などに対応したスマートフォンアプリを導入してDXを強化。最新の医療機器や調剤ロボットを完備したスマートホスピタルを目指す。

また、定評あるがん治療をより充実させ、大規模の通院治療センターを設置して日帰りの抗がん剤治療を推進するとともに、救急医療も強化し、ICU(集中治療室)、CCMC(救命救急センター)、HCU(高度治療室)、SCU(脳卒中センター)、ハイブリッド手術室などを備え、24時間体制で〝断らない救急医療〟の実現を目指す。

さらに、小児病棟にはホスピタルアートを取り入れ、アートの力で子どもたちが療養生活を少しでも前向きに過ごせるようにしている。

近畿大は、おおさかメディカルキャンパスを拠点に、教育と最先端の医療を融合させ、地域とともに歩みながら未来を担う医療人材の育成と南大阪の医療発展に貢献することとしている。