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「猪苗代湖」がラムサール条約湿地に新規登録‐福島県内では2か所目(第18860号)

 7月15日に「猪苗代湖」がラムサール条約湿地に新規登録された。福島県内のラムサール条約湿地の登録は、尾瀬に続き2か所目となる。これにより、我が国のラムサール条約湿地は計54か所となった。7月23日からヴィクトリアフォールズ(ジンバブエ共和国)で開催されるラムサール条約第15回締約国会議で、猪苗代湖の条約湿地登録証の授与式が開催される。

 特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約(ラムサール条約)は、昭和46(1971)年2月2日にイランのラムサールという都市で開催された国際会議で採択された、湿地に関する条約。

 この条約は、特に水鳥の生息地等として国際的に重要な湿地とそこに生息・生育する動植物の保全やワイズユース(持続可能な利用)を促進することを目的とし、各締約国に対してその領域内にある湿地を1ヵ所以上指定し、条約の湿地登録簿に登録することを求めるとともに、湿地とその動植物特に水鳥の保全促進のために各締約国が取るべき措置等を規定している。

 我が国は、昭和55(1980)年10月17日に加入し、その際、釧路湿原をラムサール条約湿地として指定し、条約事務局に登録している。

 ラムサール条約の締約国は、自国の湿地を条約で定められた国際的な基準に従って指定し、条約事務局が管理する「国際的に重要な湿地に係る登録簿」に掲載する。

 今回、猪苗代湖(登録面積1万960ヘクタール)が登録されることにより、日本全国のラムサール条約湿地は、合計で54か所、166万6134ヘクタールとなる。

 猪苗代湖は、福島県のほぼ中央に郡山市、会津若松市と猪苗代町にまたがるように位置している、国内4番目の大きさの湖。

 湖の免責が広く推進も深いため湖全体の水温は冬期でも下がりにくく、全面凍結しない不凍湖であることから、ハクチョウ類やカモ類にとって重要な越冬地となっている。

 流入河川の河口付近には砂浜が多数形成され、天神浜などに代表される白砂青松の優れた自然景観が福島県の有数な観光地となっているほか、湖畔はキャンプ場として利用され、湖水浴等のアクティビティが楽しまれるなど、地域経済の発展に大きく貢献している。