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医療従事者とともに働くパートナーロボットが始動 慶大病院で屋内配送用サービスロボ「FORRO」を用いた自動配送サービスの運用開始(第18850号)

慶應義塾大学病院は、川崎重工業(株)(東京都港区)が開発した屋内配送用サ ービスロボット『FORRO(フォーロ)』を用いた病院内での自動配送サービスの運用を、今年4月から行っている。

慶大病院では、日頃から医療従事者の負担軽減や業務効率化に取り組んでおり、業務改善の一環として今年2月から、これまで医療従事者が行っていた医薬品や検体などの院内配送業務に、2台の『FORRO』を使用してサービス検証を進めてきた。

サービス検証では、東京都「西新宿先端サービス実装・産官学コンソーシアム」の支援を受けて実施。約2ヵ月にわたるサービス検証の中で、『FORRO』が2棟にまたがる院内の広域なエリア内を、製造メーカの異なる複数のエレベータやセキュリティドアと連動しながら、自律走行で医薬品や検体などを配送できることを確認した。

このため、医療従事者の負担軽減や業務効率化での有用性を評価し、病院内での運用を開始することになった。

慶大病院と川崎重工業は今後も、病院内でのサービスロボットのさらなる活用方法を共同して検討することで、医療従事者のさらなる負担軽減や業務効率化を目指す。