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棚田の魅力が1枚に! 棚田カード第5弾  新たに4県7地区の棚田を追加(第18837号)

 (画像:農林水産省プレスリリースより引用)

農林水産省は、第5弾「棚田カード」を作成した。このカードは、棚田を訪れるきかっけとなることを願って作成されているもの。今回は、新たに7地区の棚田が追加されている。

 棚田は、国土の保全、水源かん養などの多面的機能を有する国民共有の財産。しかし、厳しい耕作条件等を背景に棚田の保全が難しくなってきている。

 農林水産省では、こうした棚田地域を「応援したい」という想いから、平成30年秋、31府県の担当者とともに、棚田カードプロジェクトチームを立ち上げた。チームでは、これまで「棚田に恋」というキャッチフレ―ズでPRを展開し、全国の棚田を紹介する棚田カードを作成してきた。令和元年7月に作成された第1弾では31府県56地区、令和2年7月の第2弾では11県52地区、令和5年4月の第3弾では16県110地区、令和6年4月の第4弾では11県34地区の棚田を取り上げている。

 棚田カードには、棚田を知っている人、棚田を知らない人や馴染みのない人にも「棚田の魅力を『行って』『見て』『知って』もらいたい、そして、棚田を含む地域活性化に役立ってほしい」という想いが込められている。

累計地区数は36府県259地区

 今回の棚田カード第5弾では、新潟県上越市の「棚広新田の棚田」と「高尾の棚田」、三重県南牟婁郡御浜町の「熊野古道・阪本の棚田」、兵庫県養父市の「中央の棚田」、「建屋の棚田」、「三谷の棚田」、熊本県阿蘇市の「阿蘇水掛の棚田」の棚田カードが作成されている。第5弾までの累計地区数は、36府県259地区となる。

 カードの表面には、棚田の魅力を伝えるため、四季折々の美しい棚田の写真が採用されている。裏面には、棚田の枚数(面積)や傾斜、作付け品種などの情報、棚田の歴史などが掲載されている。

 また、棚田カードと併せ、棚田まで足を運んでもらいやすいよう、棚田周辺の情報や棚田までのアクセス、訪問マナーなどを掲載した「棚田めぐりガイド」と、棚田カードの地区一覧などを掲載した「棚田めぐりマップ」も作成されている。