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新種の鳥「トカラムシクイ」を発見 新学名はヤンバルクイナ以来45年ぶり

トカラムシクイ(提供:山階鳥類総合研究所、6月10日齋藤武馬撮影)

山階鳥類研究所と森林総合研究所、スウェーデンのウプサラ大学などの研究グループは、トカラ列島(鹿児島県)に生息する新種の鳥「トカラムシクイ」を発見した。新しい学名の命名を伴う鳥類の報告は、沖縄本島で発見されたヤンバルクイナ以来45年ぶりとなる。

伊豆諸島(東京都)の島々には、絶滅危惧種のイイジマムシクイが生息しており、トカラ列島中之島でもよく似た小鳥が繁殖していることが報告されてきた。だが、両個体の違いはこれまで十分に検証されてこなかった。

グループは分析を行い、トカラ列島で生きるイイジマ似の鳥を新種のトカラムシクイ(学名:フィロスコプス・トカラエンシス)と命名した。それぞれを比較すると、トカラは、あしや、くちばしと頭を合わせた長さが短く、鳴き声が明確に異なることが分かっている。大きさは12センチ、体重は10グラムほど。竹やぶや広葉樹に巣を作って生活している。

トカラは複数の島で目撃されているが、繁殖が確認されたのは中之島のみ。個体数と生息地が少ないことから、今後、絶滅危惧種に指定される可能性があるという。