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新種のヤモリ「ホシマルメスベユビヤモリ」を発見 千葉県立中央博物館・東邦大・京大

ホシマルメスベユビヤモリ(提供:東邦大)

千葉県立中央博物館の栗田隆気研究員と東邦大学の児島庸介講師、京都大学の西川完途教授らの研究グループは、ブルネイで新種のヤモリ「ホシマルメスベユビヤモリ」を発見したと発表した。ブルネイで初めて見つかったマルメスベユビヤモリとなる。

マルメスベユビヤモリは、東南アジアからインド、スリランカで約230種類が確認されているヤモリ。これまでブルネイでは発見されてこなかったが、近隣のマレーシアには生息していることから存在が推察されていた。

そこでグループは、ブルネイにある標高310メートルの丘陵地のブキット・パトイを探索した。その結果、岩石が露出している箇所でマルメスベユビヤモリ9体を採取することに成功した。形態やDNAを既知の種類と比べたところ、新種であると分かったという。

学名は「クネマスピス・ギトゥエン」。ギトゥエンは、ブルネイのルンバワン族の言葉で「星」を意味する。胴体側面の黄色い斑紋を星に見立てて、名付けられた。大きさは約12センチ。

栗田研究員は「これまでの経験に基づいて、ブルネイのこういう地形があればマルメスベユビヤモリが分布しているかもしれないと仮説を立てて調査地を選定した」と紹介。「経験と分析をベースに未知の種の発見につながった今回の研究は個人的にも印象深いものとなった」とコメントしている。