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広島大のWPI―SKCM²新棟 12月末竣工

WPIーSKCM²新棟のイメージ画像(提供:広島大学)

広島大学は今年12月末、東広島キャンパス内に産学官共同研究棟「持続可能性に寄与するキラルノット超物質拠点」(WPIーSKCM²)の新棟を設置する。施設は6階建て、3~5階に大学と企業が連携するオープンイノベーションラボを設ける。来年4月の開所を予定している。

WPI―SKCM²は、自然にない物質を組み合わせた「キラルノット超物質」などの研究を中心とした国際的な科学研究拠点を目指す。施設には研究室や大会議室、クリーンルーム、交流スペース、オンライン会議ブース、プロジェクトラボ、オープンラボなどを揃える。

10年後のWPI―SKCM²で、広島大は入居企業12社、共同研究・受託研究受入額10億円、スタートアップ創出数9件、雇用排出300人を見込む。ユニコーン企業の輩出も目標としている。

宮崎誠一理事・副学長は「教育研究、産学研究をより一層強化していきますので、今後の成果にご期待いただきたい」と力を込めた。「施設での学生・留学生を含む若手研究者との日常的な交流は、新たな研究シーズの創出をもたらす」としている。