関西医科大学(大阪府)は11日、がん治療薬の試験を専門とする米「ネクスト・オンコロジー」と国際共同合弁事業契約を締結した。これに伴い、合同会社「NEXT Oncology KMU JAPAN」の設立を発表した。
海外で認可されている医薬品が使えない「ドラッグ・ロス」やまで使えない「ドラッグ・ラグ」が課題となっている。特にがんに対する治療薬でのドラッグ・ロスは最多だ。関西医大はそれら解消に向けた対策に取り組む。
ネクスト・オンコロジーは米トップクラスのがん新薬の治験専門の医療機関ネットワーク。関西医大は同社と協力して日本の治験体制の強化を目指すとしている。