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山口大、学士と大学院博士前期で授業料改定 来年度から64万円超に

山口大学は30日、2026年度4月以降の授業料の改定を発表した。学士と大学院博士前期課程で約11万円の値上げを行う。博士後期課程は変更せず、現在の在学生にも適用しない。改定分の20.1億円をかけて、学校設備の改良を進めていく。

学士と大学院博士前期課程では現行の53万5800円から64万2960円とする。学士は26年4月の入学者から適用されるが、博士前期課程は27年入学者から対象となる。

授業料改定後の金額は、空調設備の更新やストレス緩和に向けた常勤カウンセラーの配置、LED照明への更新などに用いられるという。学生アンケートの結果や学生説明会、ご意見受付フォームを通じて届いた意見から計画的に整備を進めていく方針だ。

同大の谷澤幸生学長は「知の創造としなやかな人材の育成により地域に・世界に貢献する山口大学として、未来に向けてさらなる飛躍を遂げるための、不可避かつ責任ある決断であることをご理解いただきたい」とコメントしている。