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日本女子大、新学部「人間科学部」を設立 2028年から

日本女子大学は2028年4月に、新たに「人間科学部」を設立すると発表した。心理学科と人間発達学科から構成される。「人を知り、人に寄り添い、人を活かす」という姿勢で人間社会の持続的な発展に貢献する力を養っていく。

心理学科では、科学的手法を取り入れて人工知能(AI)に関する科目も設ける。人間発達学科では、対人支援の力を高め、フィールドワークや企業との連携科目を通じて、新たな学びのニーズに応えるという。

定員は心理学科81人、人間発達学科が97人となっている。目白キャンパス(東京都・文京区)に開設予定だ。

人間科学部の創設は同大が2021年度に創立120年をむかえたことを機に実施している大学改革の一環。27年度には「経済学部」と「食科学研究科」の開設を想定している。

取得を目指せる資格として、心理学科が認定心理士と公認心理士(学部+院)、臨床心理士(同)、産業カウンセラーが挙げられている。人間発達学科では、保育士と幼稚園教諭一種、中学校・高等学校教諭一種(家庭)が示されている。

篠原聡子学長は「人間科学部は、認知神経科学から芸術・⽂化まで、⽂理融合の学びを真 に実践することによって、『人間とは何か』を静かに、深く、そして豊かに考える学部となる。その学びは、人々のウェルビーイングの実現に大きく貢献することを目指す」とコメントしている。