こがねの香り
千葉大学大学院の理学研究院は6日、荻原学教授と学生のクラフトビール開発プロジェクト「CURAFT」(クラフト)がコーヒービール「こがねの香り」を完成させたと発表した。西千葉キャンパスの千葉大生協ライフセンターと千葉市内のダイニングバー「Beer and Ale Latta」で販売される。
こがねの香りはCURAFTと酒の製造を行う「軽井沢ブルワリー」(長野県)が共同開発した。人間の思考力を高めるコーヒーを使った実験を学内で行い、えぐみや色を抑えたレシピで醸造している。
パッケージには、「考える人のそばにいてほしい」「木を張らずにおいしさを感じてほしい」という思いを込めた。千葉大関係者のみでなく、近隣住民にも飲んでもらうことで、同商品が大学と地域をつなぐ架け橋となることを目指す。
CURAFTのメンバーである加藤光さんは「顔を近づけるとしっかりコーヒーの香りがするので、この驚きを飲んだ方に楽しんでもらいたい」と紹介。「ホップの香りは控えめで、ビール初心者でもすごく飲みやすく、かつビールが好きな方にも新鮮に感じてもらえる」と評価している。
CURAFTは学部と大学院、教員が集まって活動するクラフトビール作成プロジェクト。教員2人と学生13人が奮闘している。今年9月にはクラフトビール「w/z 潮風ブルーラボ」の提供を開始。グループによって作られたビールは「CURAFTシリーズ」と呼ばれている。