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中央大と日本郵船 天然物探索の共同研究を開始

中央大学

中央大学と日本郵船は、天然物探索の共同研究を開始したと発表した。両者は2023年から試行的に共同研究を実施。その中で、アフリカ睡眠病の病原生物「ローデシアトリパノソーマ」の増殖阻害効果を示す物質を確認したため、今回本格的に取り組むこととなった。

アフリカ睡眠病は吸血性のハエ「ツェツェバエ」を媒介して感染する。発熱や頭痛、意識障害が起こり、致死率が高い病。両者は今後5年間、共同で海洋生物の採集と天然物の探索を行う。

中央大の岩崎有紘准教授は「未知の有用物質を発見するためには、その探索源の選定が非常に重要」と紹介。「日本郵船と組むことで、大学の研究者では入手が困難な海洋生物資源を手に入れることができる」とコメントしている。