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藝大 新専攻「ゲーム・インタラクティブアート専攻」を開設

東京藝術大学は2026年4月から、大学院映像研究科修士課程に新たに「ゲーム・インタラクティブアート専攻」を開設すると発表した。デジタル社会の新しい芸術領域として教育研究を開発していく。入学試験は同年1から2月に実施される。芸術系学部だけでなく、理工系学部や高等専門学校(高専)出身など幅広い人材を募る。

ゲーム・インタラクティブアート専攻の入学定員は20人、専任教員は7人を予定。上野キャンパスに開設する。ゲーム分野で主体的に創作・研究し、ユニークなコンテンツを生み出せる人材育成をしたい考えだ。

必修科目として特別演習・少人数ゼミ形式による制作指導と創作活動の支えとなる、最新技術やゲーム文化を学ぶ授業が想定されている。企画・ゲームデザイン領域、ゲームテクノロジー領域、映像表現領域が設定され、仮想現実(VR)などの表現技術や空間AIによる開発基盤技術などが学べる。

選択科目では、ゲーム制作に必要なゲームエンジン、ゲーム内で音楽を変化させるインタラクティブミュージック、現代ゲーム文化の授業を開設する。映像表現や演出、シナリオ構成などに関わる理論や手法を学べる。海外大学との国際共同制作プロジェクトも用意された。

来月30日には入試説明会を同キャンパスで開く。事前予約が必要で、参加費は無料。8月4日から受け付けを始める見込みで、申し込み多数の場合は先着順となる。アーカイブ配信も実施される。