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中央大、スポーツ情報学部と情報農学部を27年新設 多摩に初の理系学部

中央大学

中央大学は4日、2027年度から新たに「スポーツ情報学部」と「情報農学部」を多摩キャンパスに開設すると発表した。同キャンパスでは初の理系学部が誕生する。来年には基幹理工学部と社会理工学部、先進理工学部が置かれる予定であり、新たな2学部の誕生で計12学部が配置されることとなった。

スポーツ情報学部にはスポーツ情報学科が設けられる。定員は300人で基幹教員は30人程度を予定。情報農学部には情報脳学科が設置され定員と基幹教員は同数を想定する。スポーツ情報学部の就職先にはスポーツ関係企業や地方公共団体が、情報農学部では農業系企業、商社、食品会社などが挙げられている。

スポーツ情報学部はデータサイエンスとスポーツの専門知識を生かして、アスリートやスポーツビジネスにおいてデジタルを用いて課題を解決できる人材を育成する。1年で基礎力を身に付けるデータサイエンスやビジネス、ウェルネス系の科目を学び、3・4年次に「データサイエンス」と「スポーツビジネス」といった専門教育を深化させる。

情報農学部は最先端技術で農業や食、環境を中心に学び持続可能な社会に貢献できる学生を育成する。法と国際的な視野と知識、何事にも挑戦する精神を醸成する教育を目指すという。

河合久学長は「これまで人文・社会科学系の学部を中心に構成されてきた多摩キャンパスに理系の視座を取り入れる」と紹介。「教育、研究、社会貢献のさらなる充実を図り、中央大学の躍進に向けてチャレンジを続ける」とコメントしている。