笠原順三・名誉教授
日本記者クラブは25日、「巨大地震を考える」をテーマに東京大学の笠原順三・名誉教授を招いて会見を行った。今年8月に神奈川県で起きた地震はフィリピン海プレートの端で発生したものと指摘。また、地下に注水することで地震が発生するという研究成果を紹介した。
笠原名誉教授は、海洋プレートが陸のプレートの下に沈み込むと水分を含んだ鉱物も地下に潜ると説明。すると、温度が上がり脱水が起こり、プレートの境界が滑らかになり地震が起こりやすくなるメカニズムを話した。
地震予知について「仮に水が関係していれば、かなり予測できる。連続的に監視することは重要だと思う」と評価した。「地震の予測につながる可能性もある」と伝えている。