甲子園短大のホームページより
甲子園短期大学(兵庫県)は先月29日、2026年度入学からの学生募集を停止することを明らかにした。25年度入学生と在校生には教育や就職活動の支援を卒業まで継続していく。甲子園短大は「断腸の思いでありますが、諸般の事情をご賢察いただき何卒ご理解賜りますようお願いしたい」としている。
同短大は1964年に開学。現在は生活環境学科と幼児教育保育学科の2本柱で、教育を提供してきた。卒業生は病院や保育園、一般企業への就職や4年制大学への編入学といった進路に進んでいる。同短大の定員や教育課程の変更などを行い改革に努めてきたが、少子化や4年制大学志向が続き、定員割れが継続してしまっていたという。
同短大の早坂三郎学長らは「学生生活全般などの指導と支援につきましては、引き続き総力を挙げて取り組む」と訴え、「卒業後の各種証明書の発行をはじめとする諸対応につきましても、支障のない体制を整えてまいりますので、重ねてご支援賜りますようお願い申し上げる」とコメントしている。