高学歴学生の人気100社=リーディングマーク調査
就活サイトを運営する「リーディングマーク」は29日、2026年卒業予定の学歴が高い大学生を対象とした人気企業ランキングを発表した。上位100社が公表しており、トップは三菱商事で、上位5企業が総合商社となっている。
調査は東京大学や一橋大学、京都大学など偏差値が高い12大学の学生と大学院生に実施。昨年9~11月にオンラインで行い1973人から回答を得ている。
2位は三井物産、3位は伊藤忠商事だった。総合商社以外でもトップ10には、三菱UFJ銀行やソニーグループなどが入った。昨年10番以内にならなかった味の素と三菱地所、NTTデータ、三井不動産が順位を伸ばしている。
トップ100全体で見ると、エネルギー企業「JERA」が最も上昇幅が大きく77位上げて89位。ITコンサルの「ベイカレント・コンサルティング」と金融サービスなどを手がける「シンプレクス」が約70伸ばしている。
一方で、楽天グループが前年から最も順位を落として81位。住友化学や積水化学工業も大きく転落した。
リーディング社は「例年通り総合商社が上位にランクインして堅実な人気」とし「食品、消費財、重工業メーカーや不動産の人気が向上している」と分析した。