文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL

文教速報デジタル版

BUNKYO DIGITAL
ANAと慶応のベンチャー「BlueWX」へ東大IPCが4500万円出資

東京大学

東京大学のベンチャーキャピタル「東京大学協創プラットフォーム開発」(東大IPC)は27日、高精度な気象予測をするBlueWXへ4500万円を出資すると発表した。

BlueWXはANA(全日本空輸)と慶応義塾大学が創業した気象予測モデルの展開を目指すベンチャー企業。人工知能(AI)システムを用いて過去10年の乱気流と気象情報に基づいた深層学習モデルを開発し、既存の予測データよりも約3倍高精度な結果を出している。

同社は乱気流モデルを世界の航空業界に展開することに加え、運転の効率化と二酸化炭素(CO2)の排出削減を加速させるモデルを作成したい考え。ドローンなどでの利用も視野に入れているという。

BlueWXの宮本佳明代表は「東京大学協創プラットフォーム開発の皆様に、心より感謝申し上げる。今回のご出資を契機に、海外機関への販売など事業のさらなる発展を目指し、一層精力的に取り組みたい」と力を込めている。