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AIで牛肉の質を予測 近大スタートアップ「ビーフソムリエ」新設

近畿大学

近畿大学の松本和也教授らは、肉用牛の肉質を血液から調べる「AIビーフ技術」を世界で初めて開発し、スタートアップのビーフソムリエを先月設立した。生産性を向上させて、牧場の経営安定化に貢献するという。

AIビーフ技術は牛の血液を利用し、たんぱく質の情報を人工知能(AI)で分析。脂肪が網の目にように入るサシや肉の重量、風味に影響する「オレイン酸」の含有量を予測できる。社名は美味しい牛肉につなげたい思いから名付けられた。

AIビーフは品評会に出品する個体の選択や飼料開発、畜産コンサルティングのデータとしても利用できるという。