日本漢字能力検定協会は18日、青山学院大学でデジタル学習を研究する「学習科学青山研究所」と共同研究を開始した。成果は協会ホームページ(https://www.kanken.or.jp/)で公開される予定となっている。
両者はデジタルによる言語能力のあり方を検討する「生成AI(人工知能)ツールを活用した言語能力の育成と評価に関する実証研究」を開始した。生徒が言語理解を深めるAIシステムを開発する。
益川弘如(ますかわ・ひろゆき)所長は「このたびの共同研究では、認知科学・学習科学の研究知見を生かして、これからの社会を担う学び手を支えていくような学習プラットフォームの開発と実験的・実践的検証、社会実装を進めていく」と話した。
協会の安井理紗(やすい・りさ)研究員は「研究所では、ドリル教材とは異なるアプローチ方法を検討し、『ことばの運用場面』を通して日本語の能力を育み評価する方法について検討していく」と述べている。