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順天堂大 さいたま市の「国際先進医療センター」を建設中止 県民にお詫び

順天堂大学

順天堂大学は29日、さいたま市緑区に建設を予定していた総合病院「国際先進医療センター」の建設中止を発表した。新型コロナウイルス感染症による病院運営への影響や医療品の価格高騰が原因だとしている。

順天堂大は2014年に埼玉県が公募した病院整備計画に応募して承認されていた。来年4月に着工し27年の完成を目指したが、事業費が公募時の2.6倍となる2186億円に達すると試算。病院棟の規模を縮小する案もでたが断念することとなった。

同大は「埼玉県の大野元裕知事そしてさいたま市の清水勇人市長をはじめ多くの関係者の皆様、そして病院開設に大きな期待を寄せていただいた埼玉県民の皆様には、ご期待に沿えない結果となり心よりお詫び申し上げます」としている。