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青山学院大の安藤監督「チームを一から作り上げた」 中西投手「僕が投げて日本一に」

青山学院大学・安藤寧則監督

明治神宮野球大会は25日、青山学院大学が創価大学に7-3で勝利して優勝した。試合後の記者会見で青山学院大エースの中西聖輝(3年)は「優勝して嬉しい気持ちがある一方で、終わってしまったという複雑な気持ちがある。4年生ともっと野球を一緒にやりたかった」と話し、安藤寧則監督は「話せばこちらの思いが届く」と選手に感謝を述べた。

会見で中西は前日に、広島東洋カープが1位指名したケガで欠場の佐々木泰(4年)と「僕が投げて日本一にするので」と約束したと発言。共にプレーすることが最後となった先輩たちを「偉そうなことを言う先輩もいないし、最高のお兄さんだった」とした。今後について「自分はプレーで引っ張ってチームを勝たせたい」と意気込んだ。

安藤監督は「僕が育てるというよりも、チームを一緒に一から作り上げてきた」と説明。「タイムをとっても『変わった方がいいか』と相談する」と語った。4年生について「結果をだすプロセスを後輩に見せてくれた」と話し、「話せばこちらの思いに響いてくれる」と学ぶ姿勢があったと明らかにした。