東京商工会議所より
東京商工会議所は14日、2025年新卒者の採用・選考活動の動向を把握する調査の結果を発表した。98.7%の企業が新卒者の採用市場を「厳しい採用環境である」と答えている。採用活動の実施期間について来年1月以降も24.6%が継続するという。
調査は9月下旬から10月上旬にオンラインで実施。316社から回答を得た。
初任給の引き上げ状況を聞くと、「初任給を引き上げた」という企業が過半数を占めた。上昇割合はは3~5%以上という企業が約4割に上った。その理由を尋ねると、「人材を確保するため」が最多。「物価上昇に対応するため」「在職者のベースアップを行ったため」と続いている。
外国人留学生の採用について、採用したいと考えた理由は「国内外を問わず優秀な人材を確保するため」が最も多い。次に「採用予定人数を確保するため」「海外の取引先に関する業務に対応するため」の順だった。